06/04/05-22:42
BUBKA 2006年5月号「ビートたけしの映画の大コケで、出ないハズだったガンダムのDVDが出ることに?」:シャア専用ブログ
■BUBKA 2006年5月号「ビートたけしの映画の大コケで、出ないハズだったガンダムのDVDが出ることに?」
ガンダムシリーズの第1作である「機動戦士ガンダム」は、ファンが熱望しながらも、長らくソフト化がなされていなかった。
が、そのDVD化がにわかに現実味を帯びて来ているという。そして、そのDVD化実現の裏には、北野武の影響があるらしい…。
劇場版「機動戦士Ζガンダム」3部作の大ヒットで、再びやってきたガンダムブーム。プラモデルも次々とリニューアルして発
売され、その売り上げも好調なようだ。しかし一連のガンダムシリーズの原点でもある「機動戦士ガンダム」のTVシリーズ(通
称ファーストガンダムのTV版。以後、GTV)はいまだにDVD化されていない。一番最初に製作されたシリーズでありながら、DVD
化されているのは、TV版ではなく劇場版3部作のみなのだ。この理由について、一説では監督の富野由悠季が「GTVはクオリティ
が低いからDVD化したくない」と言っているからとされているが、十数年前にはちゃっかりTV版がLD化されているところをみる
と、問題が質ではないことは明白だ。
残された理由は、多くのファンも噂していることだが、「バンダイの出し渋り」である。ガンダムと言えば、DVDを発売してい
るバンダイのドル箱タイトル。出せば数十億単位で儲けが期待できる作品だけに、社内でも「発売は会社が傾きかけてから」と
いう認識があると言われていた。
しかし、そんな生殺し状態のアニメファンの気持ちが後押ししたのか、ここに来てGTVのDVD化が現実味を帯びてきているらしい。
だが、その理由は「ファンの希望に応えて」という美しいものではないようだ。ナムコと北野映画の不調で業績悪化するバンダ
イが、ついに最後の砦に頼ろうとしているらしいのだ。
事態を順に振り返ってみよう。
まずは2005年8月に行われたナムコとバンダイの経営統合。スクウェア・エニックスやセガサミーなどと同様の、ゲーム会社と
の統合劇の一つと思われがちだが、状況はかなり厳しい。安定した収益を上げるバンダイに比べ、ヒットするゲームを開発でき
ないでいるナムコはかなりの足手まといぶりを発揮。今年2月にはバンダイナムコとして、トータルで100億を超える下方修正を
発表。バンダイ関係者は「なんで組む必要があったんだ?」と首をかしげているという。
そして、そんな目に見える会計部分とは別にバンダイが頭を悩ませているのが、北野映画の不振。とりわけ最新作「TAKESHIS
'」の大コケだ。「HANA-BI」でベネチア映画祭の金獅子賞を受賞するなど、世界的には評価の高い北野映画だが、過去のほとん
どの作品は興行的に失敗している。本人も「俺の映画はヒットしない」とネタにするほど。関係者も「北野映画で一応成功した
のは『座頭市』ぐらい。これも元ネタは勝新太郎だし、あとは悲惨なもの」とうなだれる。
特に今回の「TAKESHIS'」のコケ方は尋常ではない。興行面だけでなく、映画評論家筋でも「難解過ぎる」や「何を言いたいの
かわからない」などの厳しい意見が広がり、2005年11月5日に公開された映画は興行収入3億ほどで終了。同日に公開された「AL
WAYS 三丁目の夕日」が40億を超える大ヒットを記録したのとは対照的だ。
そして、そんな北野映画を常に製作、さらにDVDを発売してきたのが、バンダイの映像部門バンダイビジュアルなのだ。初期北
野作品から絶えず製作に関わり、1989年の第1回監督作品「その男、凶暴につき」からDVDを全てリリースしているというくされ
縁。どんなに売れないとわかっていながらも、優しいパトロンのごとく資金を調達し、DVDをリリースし続けている。そんな映
画界の巨人に足をひっぱられ続けるバンダイは、兵糧攻めにあった武将のごとく、GTVという最後の食料に手をかけたらしい。
その証拠に、2004年末に発表されたUMD版GTVの話もいつの間にか立ち消えしてしまった印象がある。これは、ついに出さざるを
えなくなったDVD版のGTVリリースと、食い合いにならないためという見方もできる。ちなみに、松戸にあるガンダムをテーマと
した博物館「ガンダムミュージアム」は、そう遠くない時期に閉鎖されるという噂もある。こういった状況で、仮にGTVのDVDが
発売されたとして、期待通りの数字をはじき出せるのだろうか?
ガンダム伝説がこのまま夢物語で終わらないことを祈ろう。
劇場版Ζまとめ職人さん、ありがとうございます。
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