05/10/23-03:00
アニメTV ZGII特集 富野インタビュー:シャア専用ブログ
ナレーション(以下N)
「20年の時を超え、三部作として劇場公開される不朽の名作機動戦士Zガンダム
5月に公開された第一部『星を継ぐ者』に続き、第二部がまもなく公開されます
今回のサブタイトルはガンダムシリーズの中でも異色といえるやわらかい
響きを持った言葉『恋人たち』」
レポーター佐藤奏美(以下R)
「『恋人たち』というタイトルがついているんですけど、こちらは何故第二部というところに
恋愛のストーリーを持ってこようと思われたのですか?」
禿「元々のテレビ版の構成がそうなっていたからです。だけどロボット物だとか
戦闘物だとっていう風に言われるとだいたいそういうタイトルを付けるし、
初めはそういうタイトルを予定していたんですけどZガンダムって言う名前が
付いている、ようするに決まりごとがあるわけです。
つまりこんなアニメだろうなっていう。
だったらガンダムの中でも『恋人たち』っていうようなタイトルの付くお話も
あるんですよって言う風にアピールしたかったんですよ。
恋人たちって言われる人達が何組も出て来るような物語で
物語ラインつまり映画の構成が間違いなくカップル、いくつかのカップルを
ぱっ、ぱっ、ぱっ、ぱっ、ぱと見てくる物語になってるので『恋人たち』という風にしました
と言うのが理由です。
N「ティターンズとエウーゴの内戦が続く中、エウーゴに身を投じた主人公カミーユ。
カミーユはある日神秘的な少女フォウと運命的に出会います。
しかしフォウは敵対するティターンズの強化人間でした。
悲しみに満ちた戦いの果てに宇宙へと戻ったカミーユを待ち受けていたものは
激しさを増した戦場と新型モビルスーツZガンダムでした。
激化するティターンズとの戦闘、大きく変転を始める政治状況
そしてついに動きを見せ始める旧ジオン軍の残党アクシズ。
カミーユの新たな力Zガンダムが混迷の戦場を切り裂きます。」
R「一貫するラブストーリーの中に戦闘シーンをどのぐらい盛り込むかとかすごく」
禿「それは考えませんでした。
カップルの紹介とか、カップルの話をしている間に戦闘シーンが入ってるんです。
その構成をどれだけ抜いていくかって言うことの方が作業的に難しくって、抜いてく事しか
考えませんでした。
で、抜いていったんですけど、無茶苦茶に入ってるって作品なんです。」
R「ではこう、何をピックアップするかって言うよりは残った戦闘シーンが」
禿「勿論、勿論そうです、だから逆に言うと今回の新作の映画としてまとめるときに
アニメーター達がこの戦闘シーンは旧作のまんま、作画的にも映像的にも貧しいんで
もう少し、あの良い物にしたいと言う事で新作を作ったというブロックもありますので、
旧作の戦闘シーンが残っているんですが、あくまでもそれは
物語として残っているだけで絵柄が全部変わっていると言うような所もあります。」
N「今回の第二『部恋人たち』の中心となる一つの軸は主人公カミーユと運命の少女フォウ
二人のラブストーリー。
さらにシャアとレコア、カツとサラ、第三部に向けてエマとヘンケンの関係も描かれていきます。」
R「恋愛と言う点でキーとなるサラとフォウが新たにキャスティングされたと聞いたんですけど
その点について聞きたいなと。」
禿「はい、ファーストガンダム来出ているレギュラーメンバーとは違うキャラクターだったので
新しいキャスティングにしてもいいだろうと言う風に思いました。
それの一番大きな理由がその時代その時代にもようするに新しいスタッフ、キャストが加わって
いくのは当然でしょ。
だから、えーとこの二人のキャラ、キャスティングは変えようと言う風には思ってました、当初から。
カミーユの飛田君も実は使うつもりが当初から無くって」
R「そうなんですか?」
禿「はい、あの、だからオーディションを受けてもらいました。
それで、飛田君になったんで、たまたまです、昔のキャスティングを継承してるだけです。
えーと、娯楽作品、芸能作品を作ってる方、その時代その時代のスタッフ、これは
キャスティングも含めてですけど、これはやっていいのではと思ってます。
ただ、あの、その懐かしアニメにしないですんだんじゃないかなと思ってます。」
N「第一部でその威力が実証された次世代に送るメッセージA New Translation
テレビシリーズのストーリーをベースにしながらも随所に新たな解釈を施し再構成された本作、
富野監督がこの手法に込めた真意とは。」
禿「20年前にZガンダムを立ち上げたときに、あ、アニメってのはこのままで行ったら
ちょっと危険だぞとか、アニメファンって言うのはこれ以後もっとみんな大人になっていって
アニメだけ見ていたらカミーユみたいになっちゃうぞ、つまり、20年前のテレビ版の
カミーユっていうのは言ってしまえば、ちょっとおかしくなってもううつ病の激しいの
やって終わっていくかもしれないというエンディングで終わっていったんです。」
R「はい」
禿「だからその時代に対する、まーあの、カウンターになるようなそういうテーマを貼り付けました。
20年たったら今言ったようなことがおこっちゃたんで、さて困った、今の時代に似合うとか、
今の時代にカウンターになるような言葉っていうのはどういうことなんだろうかなって事を
本当に考えました。
で、これについてここまでしかお答えできません。
って言うのはNew Translationの最終的な結論ってのは第三部でないとお話しすることが
できないからです。」
※久保PのDVDの宣伝は省略
禿「自分たちの目線とか感じ方をちょっと変えると同じ物語でもこういう風に気持ちよく
見ることができるって言うことを確認していただけたらとてもうれしいと思いますし、
そういうところを見ていただければ実はたのしめるのではないのかなと思います僕は。
どうでした、見て?」
R「あの私実はガンダムと言うのを」
禿「あんなの見なくていいよ」
R「はじめて見たんですよ、人間ドラマを見てるんじゃないかなっと」
禿「ピンポン」
R「思って、すごく面白かったです。」
禿「はい、えーちょっと強制して言わせてしまいましたので」
R「そんなこと、それは」
禿「今の感想は半分ぐらい差っ引いて聞いていただいて結構です。」
R「いや、それは」
禿「けれども、けれどもそれぞれ皆さん方楽しめると思います、ねっ」
【劇場版】機動戦士ZガンダムU-恋人たち-271
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/x3/1129994638/ より。
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