05/06/18-09:49
月刊チャンピオンRED 2005年8月号 富野由悠季インタビュー:シャア専用ブログ
■月刊チャンピオンRED 2005年8月号 富野由悠季インタビュー
劇場版を作るにあたっては、いかにTV版のダイジェストでないものにするかが一番の難問だった。重苦しいメッセージ
性のあるΖを「娯楽映画」にすることができたので「新訳」と名付けさせてもらったが、元からあるストーリーの基本
構成や登場人物の配置は何一つ変えていない。変えたのは、主人公であるカミーユの、物事の受け止め方だけなんです。
第1部でカミーユの変化が端的に表れているシーンは2つある。1つめは両親が殺されてしまった後。TV版だと1人で内へ
内へとこもっていくだけだが、劇場版では辛さを表に出してレコアに寄りかかる。あれは、今の時代にあったエピソー
ドで、辛いというサインを受け止めてくれる、寄りかからせてくれる人がいるということ。そして、それよりも大事な
のは、辛いと言ってもいい、人に寄りかかってもいい自分を手に入れることができれば、自分の部屋にひきこもったま
まにならず、もう少し生きてみようという気にもなれるでしょう、ということです。
もう1つは、シャアとアムロへの認識。2人の再会に立ち会い、クワトロが実はシャア・アズナブルなのかもと思い、そ
のライバルだったアムロに対しても「あ、あれが伝説の…」という目を向けている。わけの分からないまま状況に巻き
込まれて鬱屈し、内向していったTV版に比べ、周りの現実に、きちんと自分の目の高さで向き合えている。
こういったものは、みんながTV版のカミーユみたいになってしまった今の世の中へのメッセージです。「お前ら、カ
ミーユでいいわけねえだろ!」ということ(笑)。今の自分が悪い状態にあるのも、良い状態にあるのも、すべては世
の中への感じ方の問題なんだよと言いたいのです。
第2部では、カミーユはお隣さんのファとは違う女の子、フォウを知ることで「恋人たち」の一員になる。TV版とエピ
ソード自体は変わらないが、個々の人物の掘り下げはより鮮明になって、青春群像劇の要素が強まり、ファーストに近
いテイストも出てくる。第1部よりももっと娯楽的でTV版の時15歳くらいだった世代の人が、子供を連れて観に来て、そ
の子供にも「お父さん、お母さんは若い頃、これが好きだったんだ」と肯定してもらえるようになっています。
今は、ファンタジーにすれば何でもいいという風潮があって、作り手が勝手に作った物語が乱立しているように見える
けど、「異世界」が理由付けもなく、ポンとあるようじゃ困るんです。「ダンバイン」はそんな便利な異世界ではなく、
まず現実世界ありきで、そこに生きる人の情念や想念が集まる場として「バイストン・ウェル」の世界を考えました。
1人の漫画家が趣味で作ったような物語は骨格がつかんでないから薄っぺらです。きちんと背骨を通せる作家がついてな
いといけない。そして、作家の仕事は海に浮かぶ美しい氷山の、海の中に沈んでいる90%以上に部分まで作ることなん
です。
映画は10歳の子供に分かる必要がまったくないメディアです。総天然色で画が動くだけで子供は惹きつけられるんだか
ら。でも僕は、子供をナメた部分が見える空想科学映画は大嫌いです。僕は今回、普通の映画としての「劇」を作った
つもり。カンといい子なら「ガンダムを観に行ったけど、これは世代交代の物語なんだ」と気付いてくれるはずで、そ
ういう子が日本中にいることを信じています。
「恋人たち」では、フォウと恋し、引き裂かれたカミーユが、その後でまた他の女の子に惹かれたり、ファに説教をし
たりすることを、子供たちには、自分が通っていく道なんだと見上げてもらいたい。これから自分たちはどうやって異
性を付き合っていくのか、当たり前の人の行為としてね。
僕には、3部作を通してロボットもので「芸能」を成立させたいという想いがあります。「観てください」とは言いませ
ん。作品そのものに吸引力がなければ観てくれないだけのことですから、作品に任せています。でもカンのいい子供た
ちは気がついて、10年後まで覚えていてくれる作品になっていると思っています。
■富野と飯田と今西
686 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/17(金) 01:35:46 ID:???
>>675
禿に怒られたガンダム監督>馬
神田の後任で08の監督をやることになって、いちおう挨拶にいったら突然激怒し始めたそうだ。
「君はそれでもプロか!!」とまで言われたらしい。
(本人がniftyで書いてた)
あとボトムズの同人やってた人から昔聞いた話。
今西は「0083」やったときに禿に色々言われたらしく、そのころは酒が入ると
禿の悪口ばっかり言っていたそうだ。
709 :通常の名無しさんの3倍:2005/06/17(金) 22:23:40 ID:???
>>686
そういう話を聞くと、劇場版0083のパンフに載ってる
「最後に、つたない私共の自由にガンダムを任せてくれた、
原作者としての超大先輩、富野由悠季監督にお礼を述べさせて頂きます。
監督 今西隆志」
というコメントがなかなか味わい深いな。
ガンダム歴代監督(富野以外)Part5
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/x3/1109167202/ より。
■爆笑問題のススメ DVD第4弾リクエスト受付中
http://www.stv.ne.jp/tv/susume/pr/index.html
>#44(8月11日)富野由悠季
>#88(6月28日)福井晴敏
リクエストしろと、君は!
増田さん、ありがとうございます。
■「vestige-ヴェスティージ-」6月20日のニッポン放送ラジオ「西川貴教のオールナイトニッポン」にて初オンエア決定
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/ES/TMRevolution/m_info.html
771さん、ありがとうございます。
■2on2の戦いを生き延びろ。戦火の大地に、蘇れガンダム!
http://www.gpara.com/comingsoon/seed_omnie_vs_zaft/200506/index.htm
■FSS第12巻年内発売予定
http://automaticflowers.ne.jp/fss/newrelease/index.html
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