05/08/20-22:20
富野、吠える! その2:シャア専用ブログ
その1から。
http://char.2log.net/archives/blog784.html
里
ずっと映画というものに思いを持ってきた富野さんとして、ガンダムを映画でやるということは、思い入れとしては「俺もいよいよ映画をやるぞ」という思いだったんですか?
富野
うん、もちろんそれはありましたね。あったと同時にああいう風にフィルムを纏めてみた時に自分で思ったのは、わっ映画ってやっぱりしんどいな、丸々一本新作で映画を作ることが自分でできるんだろうかっていう次の疑問も生まれたから。
だからそう簡単にその後新作の映画が自分には作れるとは思えなかった。
井上
これでも、丁度時間帯が1部と2部の間で、これから哀・戦士編がテレビで流れるとして、私が見ている印象だと、一本目の映画と哀・戦士を作ったときとかなり手触りが違ってて、哀・戦士で何か突然…非常に失礼な言い方ですけども、
開眼なさっている様な気がするんです。凄くカットのつなぎとか、テンポが良くなって、映画として一気に見れてしまうみたいなところがあるんです。最初にお作りになったときはそこまで行かなかった?
富野
行かなかった。だからそれが自分の中にスキルがないというのはそこなんですよ。それでテレビ漫画の仕事とはいえ、それなりの本数をこなしている演出家ですから、
本当はこんなこっちゃいけないなと思いながら、1部のときに、うわぁ映画遠いな、と思った。
ただ2時間という尺を超えるということの持っている意味というのは、20分単位の6本だ、12本だではない、5倍ぐらいの距離があるということが分かって、
2時間という尺を埋めていく映画的な何ていうのかな、やっぱり戯作の問題ですね。
井上
最後のオデッサの戦いの辺りでもの凄く切っているじゃないですか、細かい、その代わり印象には残るんですよね。
本来的にいうとあの辺が実はクライマックスでいくのかなと思うと全然そこが、黒い三連星もあっという間にやられちゃうし、実はその前後が非常にきっちり描かれているとか。
富野
やっぱり映画的なものというのは、テレビとは違う、もう一つ強固なものがいる、っていうのを本当に感じるようになりました。
この映画的なものという説明はこれは勘弁して下さい、そう簡単にできない。
井上
この間ちょっとね、別の所で映画の編集の妙について伺ったんですが、その時こっそり「それはね、情だよ」と富野さんがおっしゃったんですけど、その流れを一気に見せるコツっていうか、
キャラクターの情なのか、あるいは見てる人の情を乗せるということなのか、どういうことなんでしょうかね(この間富野「違う違う違う違う」。
富野
本線の流れの情だ。個々の問題はやっぱり関係ない。だからそこに誤魔化される。映画ってやっぱり一気に見るものだから本線の情の起伏が見えないと駄目。
井上
それは一人のキャラクターというよりは物語の?
富野
物語の本線。それはね、例えば絵があるとやっぱり間違うし。
井上
それやっぱり気に入った画をフィーチャーしようとしてそこの尺伸ばしちゃうと間違い。
富野
だからやっぱり本線の情ですね。始まりますよ、はっ、と行ってすーっと行ってはっと。だけどその情を組むのに情では組めないんです。
極めて理化学的にロジックなんですよ。ピーっと行って1mm単位で全部。プツッ、…
井上
そういうのが複合してロジックで積み重ねた情の。
富野
情の。それがどっちかにぶれたら最後もう駄目。それがね、5mmずれたら駄目。全部ちゃーって行っちゃう。やっぱりかなりね鉄壁のロジックがいるのよ。
映画で言えばね、気分で映画なんて纏められねぇ、それだけの話なの。
里
そういう意味では、最初のガンダム三部作を作られたことっていうのは、富野さんの体験としてはそれは良かったことですか?映画を作ったっていうことは、ガンダムで。
富野
勿論死ぬほど良かったし。死ぬほど良かった。で、良かったからこそ、用心深くもなったし、映画を撮りたいとも思ったけれども、ただ、ひとつには、この10年のことだけは言えます。
この10年に関しては、映画を撮るということに対してもの凄く用心深くなりました。だから迂闊にはやれない。ガンダムで教えられたことがあったために。
つまり好きでは撮れない。好きで撮っていいものが映画ではない。じゃあ何で撮る?時の運が来ない限り駄目だ。その位やっぱり映画って厳しい。
そのことがある意味で硬質感でもある。だからこの10年でものすごく浮かんだの。良い原作が欲しい。原作がないんだったら自分で作るしかないんだけども、自分で作れるのか。って思ったの。
もっとあるの、自分程度のスキルのもので映画が作りたくないってのが。
井上
贅沢ですよね。まぁ当然だとも思うんだけど。
富野
これはもう本当にオフレコにしてください。だっていまのは、明確な目的っていうのは、スピルバーグとルーカスを黙らせなければいけないという条件が付いてんだと思う。
それは簡単にできないよ。そんな過酷な労働、僕にできると思えないからやっぱりできなくなった。
里
それはご自分で付けているんじゃないですか。スピルバーグやルーカスを黙らせなきゃいけないと。
富野
世間を黙らせるっていうのはそれ位力を見せない限り黙らせられない。世間がそういうものだということも分かりましたから。だから偉ぶっているかもしれないけども、しょうがないもん、こういうキャリアになっちゃったんだから。
だから好きで言っているわけでもない。好きに撮れるんだったら好きに撮りたいよ。
うわぁとんでもないところにクジ引いちゃったなというのはあります。だけどここまで平気でこんなところで言っているのはね、言えるようになったのも、アニメが教えてくれたんですよ。
実写だけだったらこんなこと絶対に分からない。
おまけ
映っていたΖGIII絵コンテ解析
・表紙に〜「巴」の文字。
・1カット目
Gディフェンサー?
・2カット目最初
キュベレイが来る(1)(機種依存文字のため)
2機のガザCが追尾し
爆発する(2)(3)
グワダンが円〜の中〜
つつまれて
〜〜も可(光のタッチは入れる)
・3カット目
サラミスが2隻
右の流れ
ラーディッシュ
・右上のカット
グワダンがドンドン
大きく〜〜(1)〜(2)
〜〜〜〜〜
ガザC
???
キュベレイ (グワダン?)を〜るのを
〜〜〜て〜がる
右へ
ハマーン 〜〜〜 600
【劇場版】機動戦士ΖガンダムII-恋人たち-240
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/x3/1124496691/
解析はスレより。
文字数制限に引っかかった…。
流石に50分は疲れた。
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