05/12/21-23:16
Casa BRUTUS 2005年8月号「アート・デザイン・建築から見る、ガンダム。」:シャア専用ブログ
大河原邦男インタビュー
私がガンダムを描いてから25年以上たちます。正直、過去のデザインワークについて、特別な感情はないですよ。当時は、
メカデザイナーというより、設定マンという意識でデザインしていました。今では、アーティストやクリエイターたちで、
ガンダムの影響を受けたという方も多いそうですね。ただ、ガンダムと一口に言っても、TV作品以外に映画やOVAなどたく
さん存在します。それらは、私以外にも多くのメカデザイナーやクリエイターたちが関わっています。つまり、時代ごと
にデザインの変遷があり、今のガンダム、そしてガンダムブームも存在していると思います。でも、ここまで自分の描い
たものが大きくなるとは思いませんでしたけどね(笑)。
カトキハジメインタビュー
―――デザイナーとして、影響を受けたもの、作品は何ですか?
Ka 子供の頃から模型やメカが好きでしたね。それと「2001年宇宙の旅」や「サンダーバード」、それにアポロ計画や
大阪万博。これらには影響されているかなあ。子供の頃にそれらを通じて夢想した“未来像”はいまだに私のデザ
インの源泉にありますね。
―――作品ごとに、多種多様なガンダムが存在する現在。ガンダムらしい造形や、ある種の不文律など、デザイン上の制
約みたいなものはあるんですか。
Ka アニメデザインでは舞台設定がひとつの制約になります。作品の世界観を実現するために、メカデザインがあるの
ですから。それと模型化する前提もあるので、可動(曲がる)部分には注力してデザインしています。また、技術
的にできないことはデザインしません。この場合の技術とは、アニメならセル画の制作の色分け技術であったり、
模型なら金属製作の技術のことです。私はもともと模型デザイナーとしてこの世界に入り、その後、アニメのデザ
インもするようになった。ガンダム・デザイナー史の中で、この両方の仕事をする最初の世代なんです。だから3次
元的な動きは常に意識します。付け加えると、新しいガンダムをデザインするにあたり、基本である白のボディに
頭部の“ツノ”、これは決して外せません(笑)。
―――カトキさん自身、1stガンダムをディティールアップし(Ver.Ka)、それは「最も美しいガンダム」と呼ばれていま
す。1stガンダムについては?
Ka 当然、意識はします。メカデザイナーの大河原さんもそうですが、監督の富野さん、キャラクターデザインの安彦
さんは偉大なレジェンドですよ。これはガンダムが好きな人、すべての共通認識だと思うし、やっぱり別格なんで
す。僕が一番好きなガンダムのデザインも、1stガンダムですからね。
シド・ミードインタビュー
―――歴代ガンダムの中でも異彩を放つ作品(ガンダム)ですが、点数をつけるとしたら何点?
シド もちろん100点です(笑)。
―――あなたがこれまでにデザインされたすべての作品の中で、順位をつけると何位ぐらい?
シド 私のお気に入りリストの中では、中間の位置にあります。また、すべてをデザインしたターンX(劇中に登場するメ
カキャラクター)に関しては、トップの位置をキープしています。
―――デザインの依頼を受けたきっかけとは?
シド 原作者である富野さんからの直接のオファーがあり、その時点で、私にNOという選択肢はなかった。それに、挑戦
的なデザインプロジェクトは、必ず引き受けるようにしてますし。
―――あなたはなぜ、ツノではなくてヒゲをつけたのでしょう?
シド 当時、サンライズとバンダイは、新しいガンダムを必要としていました。なので、ガンダムに不可欠な要素は残し
ながら、さらに新しい、ユニークな人格を持たせる必要性を感じての結果です。それとサムライのイメージを少し
意識して表現しています。監督の富野さんから、その壮大なストーリーを聞き、そこから受けたインスピレーショ
ンの結果でもありますね。
―――新たなガンダム・デザインの依頼が来たら、受けますか?
シド 絶対受けますよ!
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